今後のバイナリーオプションの問題

金融庁の2013年のバイナリーオプション規制以降、FX業者にはシステムトレードの取扱を増やすなど、いくつかの変化が見られている。このような変化は投資家にとっての選択肢が増えるという意味では歓迎すべきだが、まだ整備の途上にある段階であるために、問題があると考えられる点も少なくない。ここでは、そのような問題について考察する。

fsd8fus■ バイナリーオプションの基本

バイナリーオプションの基本的な形式については、各FX業者の間に大差はない。ただハイローオーストラリアのようにハイローのみに特化している形式を取っているところもある。特定の通貨ペアのレートが一定の時点で上がっているか下がっているかを基準に、金銭の授受が発生するという形式である。投資家からみれば、FX業者は売り方として相対取引を代行する存在であるという言い方もできる。

投資家にとってみれば、バイナリーオプションはその他のFXよりも少額取引が可能で、損失も購入金額までに限定できるといったメリットがあるといわれているが、そこにはまた別にひそむ問題がある。

関連サイト: 平均足.net

■ バイナリーオプション業者の収益構造

まず、ペイアウト率からバイナリーオプションによる業者の収益を推算してみよう。仮にペイアウト率を90ポイントとすれば、バイナリーオプションの総購入金額の10パーセントが業者の収益となるはずである。ただし、この考え方は円高か円安か、オプションの購入金額がそれぞれ同額である場合の値と考えるべきだ。もちろん同額になっていない場合には、当然この収益は増減する可能性がある。そうしてみると、購入金額が少ないほうでペイアウトが生じるようにしたほうが業者にとっては高収益となるので、現にそのような状況を作り出そうという意図が働いているのではないかという懸念は拭えない。

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